とにかく現代の私たちには、時間がない。そんな中、それぞれの人が様々な工夫をして時間をつくり出しています。「だったらみんなの”時間がないなかでの工夫”を共有すれば、もっと時間を生み出せるようになるのでは」というコンセプトで立ち上がったこのメディア。時間がないドットコム。
普段はほんとうに様々な人々の工夫を集め発信しているのですが、世の中には「本」という形でも「時短につながるノウハウ・TIPS」がちょこちょこあるものです。だったら時間がない皆さんのために、その時短ノウハウを1箇所にまとめてみましょう。そんな特集をはじめました。
題して、「時短術30」。
時間がないから時短術の本すら読めないという皆さん。1記事数分で読めるこの中から、ぜひ、自分に合う時短術を見つけてみてください。
#07 意識して、他者を頼る 「1日10回 ヘルプ・ミー」
人には、得意なこと、不得意なことがあります。それは避けられないことですが、「不得意を克服し、すべてを自分が完ぺきにこなせるように努める」という姿勢の人が、意外にも多くいるのです。
努力してスキルを高めること自体は、もちろんすばらしいことです。けれど、自分が何で価値を出すべきか、は常に考えておくと良いでしょう。それはすなわち、不得意な作業について積極的に他者を頼る、ということです。
他者を頼ることは、他者に迷惑をかけることとは異なります。自分が不得意なことであっても、他者には得意なことであれば、組織全体の生産性は高まります。するとその他者が価値を出し、評価されることにもつながります。また、他者の不得意なことが自分の得意なことであれば、代わりに引き受けてもよいでしょう。
この姿勢のときに大切になるのは、「自分が得意なことと不得意なこと」をきちんと把握しておくことです。さらに、「誰が何を得意なのか」についても知っておくことが重要です(Who knows what)。
この2点を把握するためにも、「1日10回、ヘルプミーする」ことを心がけてみることを、おすすめします。
参考:
『お金と時間の悩みが消えてなくなる最高の時短』
著者 米山彩香
出版社 KADOKAWA
発売日 2018.07